第11回はが路100km徒歩の旅

はが路100km徒歩の旅実行委員会


■プロジェクトの背景

子を持つ親の喜びは子どもの成長であり、実社会で自立してたくましく生きて行って欲しいと願うのはどこの親も一緒です。しかしながら不安や悩みもつきものです。
私たち親を不安にする事件や事故、青少年を取り巻く環境は不安を募らせるには事欠きません。いじめ問題・ひきこもり・ニート現象、青少年犯罪の低年齢化、子どもの精神力の低下、切れる子どもの増加、将来を見据えれば就職難や早期離職問題も不安をあおる一因です。

 

■プロジェクトの目的、取り組み

子どもの「生きる力」の醸成を目的としています。文部科学省では、生きる力を「自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する能力」や「自らを律しつつ、他人と協調し、他人を思いやる心や感動する心など、豊かな人間性」また「たくましく生きるための健康や体力」と定義しています。
100km徒歩の旅には、この全てが含まれています。中でも問題解決能力に主眼をおいたプログラムです。

 

協働パートナーとその役割の一例

・NPO法人ま・わ・た:事務的支援、食事調理支援
・芳賀郡内の自治体・教育委員会:スタッフ研修も含めた施設、設備の提供
・JAはが野、(株)明治、(株)大塚製薬:食材、スポーツ飲料の提供

 

これまでの成果

 「自分は夏の暑い中100kmを歩き抜いた」――この実体験が必ずや問題を乗り越えるための自信につながると考えます。現在、過去の参加者が学生スタッフとして参加したり、学生スタッフOBが地元企業や行政で活躍したりと、まちづくりの為の「人材」が戻ってきています。また、この事業を「生涯学習」の場と捉え、幅広い年齢の皆様に、様々な形で参加していただくことで、地域コミュニティの活性化が図れればと考えています。

 

県民への参加の提案と、参加の方法

・大学生、高校生スタッフ-事業運営の主役です。
・社会人、社会人団体-車両の運転、機材提供、食材提供、食事の調理等による側面支援。

■団体基本情報

  • 団体名: はが路100km徒歩の旅実行委員会
  • 住所: 真岡市台町2343 真岡珠算簿記学校内
  • メール: hagaji100@yahoo.co.jp
  • ウェブ: http://blog.canpan.info/toho100haga/
  • 電話: 0285-82-8888
  • FAX: 090-3341-7863

  • 会員数: 24名
  • 設立年: 2005年 設立9年目
  • 職員数: 有給職員 0名 無給職員 24 名
  • 年間支出規模: 百万円~5百万円未満
  • 活動分野: こども・若者 教育・人材育成 まちづくり

  

■団体の活動内容

●毎年夏に芳賀郡内の小学生を募集し、4泊5日かけて100kmの道のりを歩く事業です。
●ボランティアを募集し、事前に研修等を行い、当日は安全確保や生活指導、食事の準備や荷物の搬送、飲料水の準備、事業の記録などを行っています。
●保護者に対しても、この事業の意義と教育の重要性を理解していただく機会を設けます。

 

団体のミッション・ビジョン

○小学校4~6年生を対象とした、子どもの「生きる力」の醸成。
○学生ボランティアを中心に、地域のリーダー育成。
○社会人ボランティアの生涯学習、学びの場の提供。
○保護者を含めた地域コミュニティーの活性化。
○自分達が住む「芳賀郡1市4町」の魅力の再発見。

 

社会に提供できる価値・貢献できること

地域に根ざした「地域教育」事業と位置づけ、「市民主体の青少年育成事業」として発展し、地域の子ども達は地域で育てるという意識の掲揚と、地域の教育力の向上により、はが地域が犯罪の無い健やかな地域になればと考えています。