とちぎ手仕事支援プロジェクト FukuFuku

NPO法人とちぎユースサポーターズネットワーク


■プロジェクトの背景

震災後、それまでの暮らしや仕事を失った人々は生きがいや居場所、自己肯定感を失っていました。そのため、「被災した方々の自立を支援する仕事づくり」に注力し、活動を行ってきました。様々な団体が仕事づくりとして、復興支援の手仕事商品を住民と共に製作、販売していましたが、販路の確保が十分ではなく、課題を抱えていました。そのため、震災後福島県で生まれた復興支援の手仕事商品を栃木に紹介し、販売するプロジェクトFukuFukuを2012年7月に栃木県内の大学生や若手社会人とともに立ち上げ、取り組んでいます。

 

■プロジェクトの目的、取り組み

1)復興支援の手仕事商品の販売店や消費者・生産者を繋げ、販売インフラを構築する事

2)プロモーション活動を行い、手仕事商品の販売量を増加させる事

3)販売支援を通じて被災地に対する理解と支援の輪を広げていく事

福島で活動する4団体の手仕事商品を、イベントでの販売や県内協力店舗での委託販売を行っています。

また福島の抱える課題をシェアするイベントの実施や、定期的に生産者を訪ね、交流を深めています。

今後の有事の際、同様に手仕事商品が生まれることを想定し、機能するモデルとなるよう取り組んでいく。

 

協働パートナーとその役割の一例

県内9か所の飲食店や雑貨店(2tree café、Minor swing、BOOK FOREST、Village Stone Café、コミュニティカフェスペース カヌク、ふくふく亭、Cafe Mario、日乃屋カレー、チバコーヒー)と提携し、商品の委託販売を行っています。

 

これまでの成果

・販路が拡大し、自分達の商品が売れる=必要とされることで、関わる住民のやりがい・生きがい向上にも繋がり、さらに商品つくりを通して生まれるコミュニティが、住民の方々の安心できる居場所となっています。

・若者が主体的に復興支援に取り組むことで、今ある支援やネットワークを次の世代に引き継ぐことになり、次に起こる災害の際の担い手を育むことに繋がっています。

 

県民への参加の提案と、参加の方法

① 商品の購入 → 生産者の生きがい・やりがいの向上とコミュニティの維持・発展に!

② 商品の設置店舗やイベント等の紹介 → 活動を知ってもらい、広げることで、①の規模拡大へ!

③ 定期開催のふくしまツアーや主催イベントへの参加 → 福島の今を伝え、風化を防ぎます!

■団体基本情報

  • 団体名: NPO法人とちぎユースサポーターズネットワーク
  • 住所: 宇都宮市宮園町8-2 松島ビル2F
  • メール: ysn_office@tochigi-ysn.net
  • ウェブ: http://www.tochigi-ysn.net/
  • 電話: 028-612-3341
  • FAX: 028-612-3341

  • 会員数: 77名
  • 設立年: 2008年 設立7年目
  • 職員数: 有給職員 4名 無給職員 0名
  • 年間支出規模: 1千万円~2千万円未満
  • 活動分野: 教こども・若者、震災復興・災害支援、教育・人材育成、まちづくり

 

 

■団体の活動内容

とちぎユースサポーターズネットワークは、社会をよくするため、何かしてみたい、新しい価値を生み出したいという想いを持った若者に、学びと挑戦の場を与え、サポートする団体です。実践型インターンシップ「GENBA CHALLENGE」、社会をよくするアイデアプランコンテスト「iDEA→NEXT」など様々な事業を通して、地域と若者をつなぎ、若者の成長と地域の課題解決/活性化をプロデュースしています。

 

団体のミッション・ビジョン

若者の力を活かして、地域の課題解決/活性化を加速させる

 

社会に提供できる価値・貢献できること

社会に対して想いのある若者のチャレンジを支えることによって、魅力的な社会の創り手を輩出していきます。